時間はあるようでないんです…。
おはようございます。小菅です。
暦も11月になり、いよいよ「冬」の気配がしてまいりましたね。
皆さま、風邪など引かれませぬよう暖かくしてお過ごしくださいませ!^_^
さて、話題は変わって今日は少し真面目なお話を。
先日、ある中学2年生の生徒さんと教育相談や定期テストの話をしておりましたら、こんな言葉が生徒さんからありました。
生徒さん:「受験まで、まだ1年以上もあるじゃないですかぁ~。余裕っすよ。」
私はその話を聞いて、こう答えました。
「確かに入試の本番までは1年以上ある。でも、実際は1年を切ってるし、時間はあるようでないよ。」
すると生徒さんは「?」と不思議そうな顔をしていたので、私は以下のような話をしました。
受験をするのは3月だけど、志望校を決定するのは11月の教育相談のときだということ。
この時期までにある程度の結果(成績・順位)を残していないと県立を受けたいと思っていても、私立の受験への切り替えを進められてしまうということ。
学習に関して言えば、受験生は「現学年の内容」を学習しつつ、「今までに習った学習内容の復習」も一緒に進めなければならいないのだから、時間はあるようでないということ。
しかも、現時点で受験希望校に余裕で入れる状況ならいいけれど成績が足りていないのなら、今以上に努力しなければ絶対に成績向上はあり得ないのだから、もっともっと学習をしないといけないということ。…などなど。
そういったことを1つ1つ丁寧に話をしていくと、その生徒さんも「それって、結構ヤバいですよね…。」と今の状況をようやく理解してくれたようでした。
さらに私はその生徒さんにこんな話も付け加えました。
この時期、教育相談があったことで、自分の置かれている状況を知り、危機感を感じ、懸命に頑張り始める子たちが必ず現れだす。事実、先生もその1人だったし、この塾の中でも頑張り始めた子たちが現れはじめているよ。
周りにそういう子たちが現れ始めたのにも関わらず、自分は今までと変わらずのほほんとして毎日を過ごしていると、良くても現状維持だろうし、普通は相対的に成績は下がっていくよね。
いざ「ここに行きたい!」と思ったときに「すでに手遅れでした…。」になってしまったら辛いよね…。
だから、今から少しずつでも自分の進路を真剣に考え、学習のギアを上げていかなきゃならないんだ。そう考えると、1年以上あるなんて言っても時間はないんだよ。
最初はのほほんと話を聞いていた生徒さんもピリッとした表情に変わっていました。
今から少しずつでもいいので気持ちも行動も「変化」をさせていってほしいと思っています。
合格発表の日にみんなで喜びあえるよう、今から少しずつ頑張っていきましょうね! (*^_^*)