意識的に取り入れていくことが大事ですよ!②
おはようございます。小菅です。
昨日、「計算の工夫」についてお話をしましたが、今日はその続編です。
今、小学6年生のお子さんたちは「円の面積」について学習をしていますが、この単元は「面積=半径×半径×円周率」という公式に当てはめるだけなので生徒さんたちからよく耳にする声は「難しい」という言葉ではなく、「計算が面倒」という声。
特に「おうぎ形」や「ドーナツ型」の問題のときに頻繁にこの声を聞きますが、これもちょっとした工夫で計算がとても楽になります。
例えば、
(1)「8×8×3.14÷4」のような計算式になったら交換法則を利用して「8×8÷4×3.14」と並べ替えて、真っ先に「8×8÷4」の部分を計算してから3.14をかける。
つまり、8×8×3.14÷4 = 8×8÷4×3.14
=16×3.14
=50.24
(2)「6×6×3.14-3×3×3.14」のような計算式になったら分配法則を利用して「(6×6-3×3)×3.14」と式を書き替え、カッコ内の計算結果に3.14をかける。
つまり、6×6×3.14-3×3×3.14=(6×6-3×3)×3.14
= 27×3.14
= 84.78
」
一見複雑そうに感じる計算式ですが、これらの工夫を積極的に取り入れることでかなり処理は楽になりますし、計算ミスが減るんですよね。
この計算方法をお子さんたちに伝授すると、1つ1つ丁寧に計算していた生徒さんほど「うわっ!これ、めっちゃ楽じゃん!」と驚いてくれますし、私はこんなことも一緒にお伝えをしています。
「いちばん悔しいし、悲しいのは、1つ1つ苦労して計算して答えを出したのにそれが不正解になること。」
「この方法は一見難しそうに見えるけど1度身に着けてさえしまえば、楽に短時間で正解を導けるようになるよね。」
そんな話をすると生徒さんたちは「確かに…。」と頷きながら話を聞いてくれます。
せっかく塾に来てくださっているのですから、「やっぱり塾での学習は楽しい!」と言ってもらえるようにしないとですもんね!
さあ、今日も1日張り切って行きましょう!それでは、また!^_^