「○○の秋」はいっぱいありますが…。
おはようございます。小菅です。
さて、今日から10月でいよいよ秋本番って感じですので、それにまつわるお話しでもさせていただこうかと…。
「秋」と聞いて皆さんはどんな言葉を思い浮かべますか?
「食欲?」「旅行?」「運動?」…などなど。だいぶ涼しくなり、何をするにも良い季節ですが、私が生徒の皆さんにあらためておすすめしたいのはやっぱりこれかなぁ…。
「読書の秋」
私も今でこそ偉そうに読書について話をしますが、生徒さんたちと同じ年齢のとき、本を読むのは正直好きじゃなかったです…。というよりも興味がなかったです…。読むと言ったら「野球の本」か「漫画」ぐらいでしたね…。笑
うちの母親が定期購読のようなもので「名作」と呼ばれるような作品を毎月買ってくれていたんですが、それも本棚に並ぶだけ。開くとしたら、夏休みの読書感想文の時期だけでした。今思うと母親には申し訳ない気持ちになります…。
でも、そんな自分が初めて自分の意思で買った真面目な本は「論語」でした。
中学生のとき、授業で学習し「もっと続きを読んでみたい…。」と思って、自分の小遣いで買ったんです。
当時、郡山でいちばん品揃えが凄かった駅前の東北書店までチャリンコで買いに行きました。(そう言えば、あの当時は本屋さんがたくさんあったよなぁ~。)
もう30年以上前に買った本ですが、今でもこの本は手放さず、自分の本棚に並んでいます。
小さな頃はまったく気づけなかったんですが、読書は他者の考え方を学び、自分の知識や考えを広げるには最良の方法の1つではないかということ。
と言っても自分の場合、小説はほとんど読むことはなく、人間学や自己啓発、ビジネス書などに偏ってしまっているんですけどね…。笑
今の自分の姿を作るのを手助けしてくれた1つは間違いなく「読書」だったと思っています。
今はホームページやYoutubeなどでいつでも手軽に、そして瞬時に必要な情報を手に入れることが可能になりましたが、私はこんなときだからこそ、読書を通じてじっくりと自分の考えや思いを巡らせること、いわゆる「想像力」を働かせることが必要なのではないかと思っています。
私が長年現場にいて凄く感じるのは、デジタル機器や動画の発達によりお子さんたちが受ける恩恵もたくさんあるのですが、その分「想像力」や「深く考える力」が以前に比べ落ちている方が増えた気がしてならないのです。
昔は活字や写真など「動きのないもの」からいろいろなことを想像していた気がするんですが、今はそれをする必要が薄れてしまっているのではないかと思うわけです。
これらの力は相手との円滑なコミュニケーションを取るためにも欠かせない力であり、これを育てていくことは人間として勉強ができる、できないよりもずっとずっと大切なことだと私個人は考えています。
というか、これらが育っていくことで結果的に勉強の成果も良い方向に向かうはずなんです。
普段、本を手にしたことがないという生徒さん。この機会になにか1冊だけでも読んでみてはいかがでしょうか?きっとなにか新しい発見があると思いますよ。