社会の学習の基本はやっぱりこれだと私は考えます。
おはようございます。小菅です。
気づけば今日は9月の最終日。今日は溜まってしまった作業系の仕事を急いでこなしているところです…。
さて、今日はそんな中ですが少しだけ真面目な学習のお話を。
「社会の点数が取れなくて…。」
生徒さんから良く聞くお話の1つがこれ。数学や英語はがっつり高得点なのに社会は取れないという方は結構います。
私の基本的な考えは「社会は何度も何度も繰り返して学習する」ってことだと思っていますが、これをこんな風に解釈してしまう方が多いんです…。
「ワークを何度も何度も繰り返して解く」
これは間違いではないんですが、あくまでも学習の初期段階で用語や要点をインプットする「初期段階」だったり、テスト前の「最終確認」だったりでは大切なやり方なんですが、これが社会の学習の最善策かつ唯一の方法ではありません。
どうして、生徒さんたちがこの学習に偏ってしまいがちなのか…。それは「学校の定期テスト」であれば、この方法でそこそこ点数が取れてしまうからだと思うんです。
学校の定期テストの場合、範囲もかなり限定的ですし、基本は学校のワークや単元テストなど「1度学習した教材から出題される」ことが多いのでこの方法は非常に点数に反映されやすいからだと思うのです。
事実、私も社会の点数がかなり低い生徒さんにはこの方法をまずはしっかりやりなさいと指示をします。
ただ、この方法だけですと、どうしても「違う聞き方をされたら対応できない」「知識1つ1つが点で存在してしまうため、知識の繋がりが掴めず、忘れやすくなる」…などの面があり、実力テストや新教研テスト、入試問題のようなタイプのテストには不十分な方法になってしまいます。
だから、私は生徒さんたちには「これも何度もやらないとダメだからね…。」とお話ししている方法があります。それが…。
「教科書を何度も何度も読むこと」
極当たり前の学習方法なんですが、これを実践している方って本当に少ないと思います。生徒さんの教科書を見せてもらうと「これ、新品ですか?」とツッコミたくなる人もいますからね…。笑
参考書や要点集などもありますが、私は正直「教科書で十分」と考えている人間でして、事実、私も車の中に置いたり、枕元に置いたりして、いつでも手に取って読める環境を作り、実践しています。
他教科に比べ社会の学習は「インプット」に多くの時間をかけなければならない教科で、私のイメージでは「1回で全部覚える」のではなく「意識的に何度も何度も出会う場面を作って、忘れないようにしていく」っていうイメージですね。
これは人間の脳の作りにも関係してきますが、何度も出会う知識は脳が「これは生きていく上で必要な情報だ!」と判断し、記憶に残そうとするんですね。だから、意識的に繰り返すことが必要なんですね。
特に読み返すときに「声を出しながら」はより効果的と言えます。
先日、Duolingoの学習の仕方の際も言いましたが、声に出しながらの学習は効果が大きいですよ。
「社会が苦手で…。」と感じている方ほど、ぜひ、実践してみてください。何事も「小さな努力の積み重ねがやがて大きな差を生む」ですからね!
それでは、また!^_^