私個人はかなり重要な教科だと思っています!
おはようございます。小菅です。
先日、新規ご入会をいただいた生徒さんのお母さまとお話をしていたときのこと。
うちに入会を決める前に複数の塾でお話を聞いたそうなんですが「ある教科」について意見が2つに分かれたとのことで「先生はどう思いますか?」と質問を受けました。
それは「国語の授業の重要性について」でした。
ある塾では「国語の授業は(受講教科から)外していいのではないか?」と言われ、別の塾では「国語もしっかりやった方がいい!」と言われたとのこと。
まぁ、1つの側面でのみ判断はできませんし、教室ごとの指導方針やその生徒さんのスケジュール、教科の力関係、予算などを総合的に見て判断をするべきだと思いますが、一旦それらを考えずに私の個人的な意見を言えば「国語の力を上げずして他教科の真の成績向上はない!」と考えていますし、国語こそ自宅での独学がいちばん難しい教科なので塾などでしっかり学ぶことが大切なのではないかと思っています。
そのため、うちの教室ではずっと昔から下記2点についてはずっと継続をし続けています。
1) 小学生は基本的に「国語」と「算数」は一緒に受講してもらうこと。
2) 小学生のテキストは「教科書準拠版」ではなく「標準版(教科書準拠ではないもの)」を使用して授業をする
※ 2)については中学生も今年度から「真の読解力を育てること」を目的に「標準版」での授業に完全に切り替えました。
事実、これまで長い年月多くの生徒さんたちを見てきましたが、国語の成績が上がることにより他教科の成績も上がってくるという現象は幾度となくありました。(以前、小学生の学力テストの成績から相関関係を調べたこともあります。)
これは学年が大きくなるほど顕著になるため、私は「ゆっくり時間をかけて学習ができる小学生のうちこそ、しっかりと国語の力を高めておくことが重要だ」と考え、小学生の方への国語指導に力を入れているというわけです。
特に近年「国語ができなくて…。」とご相談を受けることも多々あるため、私個人は「国語の指導」はしっかりやっていかないといけないと考えています。
よく生徒さんや保護者さまから「国語の力を上げるためにはやっぱり読書がいいですか?」と質問を受けますが、私個人は「読書≠成績向上」と考えています。
もちろん、読書はしないよりした方がいいですし、事実、多読しているお子さんの方が国語の成績が高い傾向はありますが「読書」と「国語の問題を解く力」はまた別のものだと思っています。
国語の問題を解くためには、指示語や接続詞、段落関係や文章構成をしっかり意識しながら読むなど様々な「文章を正しく読み解くための技術」がありますからね。そういう技術は一朝一夕では身に尽きませんから、継続性を持って取り組む必要があると私は思っています。
お子さんに「本当の力」を身につけさせたいとお考えであるならば、国語の学習に力を注ぐことを意識されてみてはいかがでしょうか?
今日も朝から暑いですが、暑さに負けずに今日も1日頑張って行きましょう! それでは、また! ^_^