焦らず、じっくり学んで行きましょう。
おはようございます。小菅です。
昨日夕方は小学6年生のみんなとの英語の授業。
前半は私と中学生用のテキストでの文法の学習、後半はフィリピン側の先生たちとの英会話レッスンでした。
文法の学習は現在、多くの方が「難しい…。」と嘆く「三人称単数現在形のs(es)」の学習を進めてもらっています。
そもそも、この単元が生徒さんたちにとって難しくなってしまう理由の1つは「人称」や「単数」「複数」などという聞きなれない言葉にあると私は考えています。
そこで私はこの単元を学習するときは、英語ではなく、まずは日本語でその考え方を理解してもらうように努めています。
具体的には次のようなやり取りを生徒さんと繰り返して感覚を掴んでもらいます。(*^_^*)
・「わたし」「俺」「あなた」「君」「○○くん」「△△ちゃん」「□□くんのかっこいい鉛筆」…など、様々な単語を言っていき、それらがそれぞれ何人称になるのかを答えてもらう。
・人称が分かるようになってきたら、さらに「わたし」「わたしたち」「彼」「彼ら」「1本の鉛筆」「10本の鉛筆」…などに単語を変えていき、それらの人称と単数・複数の識別をしてもらう。
・日本語でこれができるようになったら、ようやく「I」「we」「he」「they」…などの英単語にして日本語同様に識別をしてもらう。
このようなやり取りをしていきますと、生徒さんたちは人称の識別はできるようになるものです。
こうなれば、あとは「s(es)の付け方」を間違えずに進めてもらうという流れになってきますので、単語の語尾に気を付けてもらいながら書き進めてもらうという感じです。
最初は「?」となる単元ですが、ここがスラスラとできるようになっていると中学校での英語の学習がとても楽になります。
小学生のうちに焦らず、じっくりとこの単元をマスターしてもらえたらと思っています。自分もみんなに分かりやすくお伝えできるように努めますので、共に頑張って行きましょうね!