教室ブログ - 教室のようす

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丁寧な字を書くこととは…。

これは明らかに「you」には見えないよねぇ~。


おはようございます。小菅です。

学年問わず、私が生徒さんに口うるさく話をすることの1つがこれです。

「丁寧な字を書くこと!!」

字は自分の考えや思いを伝えるための大事なツールですが、それは「相手がきちんと読めるものであること」が大前提。

だから、まずは上手い・下手は別として、相手が読めるように丁寧に書くことは必要不可欠だと思っています。

授業中、私は自分が読めない字に出くわすと必ず生徒さんとこんな問答になります。笑

私:「ねぇ、これ何て書いたの?」

生徒さん:「あぁ、それは○○です。」

私:「いや、○○とは読めないよ…。」

生徒さん:「えぇ~、○○って読めますよ。」

私:「この字、100人いたら100人が○○って読める? 機械が読み取っても○○って読み取れるかい?」

これは私個人の意見ではありますが、丁寧な字を書くということは「正しく自分の考えや思いを伝えること」であると同時に、相手に対する「気遣い」「敬意」の表れだと思うんですね。

読み手は自分のものだけでなく他の方のものも見ているということを想像できれば、少しでも丁寧な字を書くことで相手の負担はかなり軽減されるはずなんです。

だから、私は乱雑な字を書いてきた生徒さんには「自分がもし読み手になったときを想像してごらん。何て書いてあるかまったく分からない文字が並んでたとき、どう思う?」と問いかけをし、その子に考えてもらうようにしています。

たかが「字を書くこと」かも知れませんが、その1つだけを取っても、実は奥が深い行為だと私個人は思うわけです。

昔から日本では「字は心を表す」ともいうように、その方の書く字を見ると、その方の心理状態が想像できてしまう気がいたします。

しっかりと力強い字で書いてあれば「あぁ、この子はこの課題にしっかりと向き合って考えたんだな。」と思います。

逆に、筆記体のようなガチャガチャな字で書いてあれば「早く終わらせたいって適当にやったのかな…。」「締め切りギリギリで急いで解いたのかな…。」と思ってしまうわけです。

これからも生徒さんへはしつこく「丁寧な字を書くこと」について説いていきたいと思っています。それでは、また!! ^_^


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