久々に熱く語ってしまいました。
おはようございます。小菅です。
今日は郡山市内の小・中学校の「終業式」ですね。
いよいよお子さんたちが待ちに待った「夏休み」がスタートしますね!
でも、お母さま方は「いつもより食事を準備する機会が増える…。」「長期休みはダラダラ過ごされるのが心配…。」…など、いつもよりも悩みの種が増える時期でもありますよね。笑
ぜひ、塾の教室を上手に活用いただいて夏休み中も規則正しい生活を継続していただけたらと思います。^_^
さて、話題は変わって真面目なお話を少し。昨晩は中学3年生との授業がありました。
普段は星先生がいろいろと生徒のみんなに語ってくれるので私が長々と語ることは本当に少ないのですが、昨日は授業前に少し時間をいただいてじっくりとお話をさせてもらいました。
内容は「これから県立入試本番までの流れ」と、それを踏まえたうえでの「夏休み中の学習」についてでした。
県立高校の入試は3月ですので、お子さんたちの中には「まだまだ時間はある」と思ってしまう方もいますがそれは間違いです。
実際のところは、10月末から11月頭にかけて実施される「教育相談(三者面談)」にてある程度、受験校の方向性は決まってしまいます。
具体的に言えば「県立高校の受験ができるか、できないか」はこの面談で決まるってことです。
昨日、生徒のみんなにも語りましたが、このタイミングまでである程度の結果(実力テストなどの成績)を出しておかないと「私立高校の専願受験」を進められてしまい、県立高校を受験できなくなる人もいるということなんです。
そう考えると、この「夏休み」というのは、教育相談までの期間で中1・中2の学習内容の総復習や苦手教科・項目のために1か月にも渡り、連日多大な時間を費やすことができる「最後のチャンス」といっても過言ではないんですね!
2学期が始まると、また普段のように学校の授業が進み、それらに関する学校ワークの演習や宿題も出てきます。さらに2学期以降は毎月のように「実力テスト」もありますし、「文化祭」や「合唱祭」の準備も始まり、思っている以上に「復習」に時間をかけることができなくなるんです。
だから、生徒のみんなにもこんな話をしました。「いろんな塾が”夏が勝負!”って良く言うけど、これは生徒集めのためのキャッチコピーではなくて、本当にそうだってことなんだよね。笑」
そんな話をすると生徒さんたちも「本当に時間は無いんだ…。」と神妙な面持ちで話を聞いてくれていました。
さらに私は話を続けました。
「講習会で5時間の学習をするけれど、これはみんなだけじゃなくて他のお友だちもほぼ一緒でしょ。
きっと講習会に参加していない友だちの方が少ないんじゃないかな? だから”講習会で5時間やったからもう十分”なんて思っていたら、成績は良くて横ばい。自分が思うには周りの人にどんどん差をつけられて大幅に下がるよね。
もし、そうなったとき想像してみ? みんな絶対こう思うよ。「なんで、こんなに毎日学習したのに…?」ってね。
みんながそう思ってショックを受けているところに、みんなのお母さんはさらにこう言うよ。「あんた、講習会で何やってたの?」って。(「それ、分かるわぁ…。」って感じでみんな聞いてくれていました。)
そして、それはみんなだけじゃなくて、先生たちにも絶対言うよね! 笑 ( 生徒さんたちも笑う。)
それはお互いに避けなきゃならんでしょ?(生徒さんたちも「うん、うん!」と聞いてくれていました。)
自分が思うに”きちんとやるべきことをやっている人”って言うのは無理に伸ばそうとしなくたって、自ずと学習時間は長くなるはずなんだよ。
だって、昨今は学校からも結構な量の宿題が出るよね。
例えばその5教科の宿題を1教科につき30分やると見積もっただけで、すでにプラス2.5時間だよ。
でも、これだって、自分だけじゃなく他の子も共通にやらなきゃいけないものでしょ。だから、ここでも差はつかないんだよ。
じゃあ、どこで差が付くのかっていうと、ここからプラスαで学習ができるかどうかってことだよ。具体的には「自分の苦手教科や項目の克服のためにどれだけ時間を費やせるのか?」ってことだよね。
例えば、社会が全然点数を取れない人なら、それを克服するための時間をとってみっちりと学習しなきゃ点数は上がらないわけだ。”勉強してますよ!”と言ってもやっているのは講習会と学校の宿題だけだったらダメだってことだよ。苦手を克服するための学習時間を取らなかったら状態はいつまで経っても改善されないよね。
これは、腕を太くしたいと思ってはいるのに、やっているトレーニングがスクワットばっかりみたいな話でしょ。だから、苦手項目や教科を本当にこの夏に改善し、がっつり成績を上げたいと思うなら、それにがっつり時間をかけなきゃならんわけだよね。
そんな風に考えるとね、この夏休み中って言うのは受験っていうことを考えると本当に大切な1か月だし、ここで1日5~6時間程度の学習をして満足しているようじゃいかんってことだ。まぁ、どんなに少なく見積もっても10時間ほど学習してやっと「頑張ってんね!」のレベルじゃないの。」
普段、私が長々と話をすることがなかなか無いのもあって、生徒さんたちは随分と真剣に話を聞いてくれていました。聞いていただき、本当ありがとう。
何のために頑張るのかって、最後は「自分が進みたい進路を実現したい。」「自分の未来を自分の理想にできるだけ近づけるため。」だと思います。
親や学校の先生、自分がごちゃごちゃ言うからってことじゃなく、自分自身のためにぜひ頑張って欲しいなぁと思います。
星先生も自分もみんなのためにできることは最大限させてもらいたいと思っています。ともにこの夏休み、頑張って行きましょう! それでは、また! ^_^