教室ブログ - 教室のようす

classroom

しっかり計算過程を示すことはとても大事だと思っています。

おはようございます。小菅です。

昨日までの雨が止み、今日は春らしい清々しい青空が広がっていますね!!

しかしながら、風がちょっと強いので、体感温度的にはちょっと肌寒いような気もします。

風邪などひかないようにお互い気を付けていきましょう!! ^_^





さて、今日は真面目な学習に関するお話を少し。

私:「きちんと計算過程を示せよ。 手抜きするから間違い続けてるんだろ。」

昨日、中学生との授業でのこと。ある生徒さんが問題を解いている様子を見て、私は一喝しました。

というのも、面倒くさがって計算手順を書き記さないがために、同じようなミスをずっと続けていたからです。

私も最初からこんなに厳しく叱ったわけではないですよ…。最初はやんわりと注意してたんです。

でも、自分がやんわりと言っているのをいいことに、「いや、(手順は書かなくても)大丈夫です!!」「これはちょっとしたミスなんで、分かってますから…。」…と言い訳ばかりしていたので、ちょっとこれは厳しく叱っとかないとマズイなと感じました。

今、コンプラだのパワハラだのと言われている時代なので、あんまり激しい指導をすると問題視されそうですが、明らかに間違っていること、生徒さんの成長のために必要であれば私はきちんと厳しく叱ることは必要だと思っています。

私はその生徒さんに懇々切々と語りました。




「あのね。ちゃんとやるべきことをやってミスをしてしまっているならこっちもこんなに激しく叱らないよ…。

 なんで俺がこんなに激しく叱っているかっていうと、さっきから何べんもアドバイスを送っているのに、その通りにやらずにミスを続けているからだよ。

 面倒くさがって手抜きをした結果、結局、こうして俺に叱られるし、お互い嫌な気分になってんだろ。これこそ、無駄じゃないの?

 もし、絶対に計算手順は書きたくないなら、俺に文句を言われないように100%当てなさいよ。

 だけどね、あなたが1つでも上のレベルの学校に入学したいという気持ちがあるなら、しっかり覚えておいて。

 高校に行ったら、解答の道筋がきちんと示されていない解答は解答として認めてもらえないんだよ。特に普通科進学校に行くならなおさらだ。

 たとえ、あなたが『俺は分かってますよ。』と主張したって、それが解答に示せていなければ相手には通じないんだよ。

 さらに言えば、計算過程が示されていなければ、自分がどこでミスをしたのか見返せないだろう。見返せないといことは自分の間違いを分析できないんだから、ずっと成長できないよね?

 たかが計算過程かも知れないけれど、そういったいろんな意味が含まれてんだよ。今よりもできるようになりたいんならしっかり手順を守って、それを書き示しなさいよ。」




その話を聞いて生徒さんも何か感じてくれたのか、その後はしっかりと計算過程を書き記して問題を解いてくれた上に、ノーミスで問題を解き終えてくれました。

私はその様子を見て、褒めたたえながら「ね、ちゃんと(手順を踏めば)あなたはこんな問題でミスする人じゃないんだよ。だから、俺は『こんなつまらないミスしやがって…。』って思うわけ。あなたの力からすれば数学はもっともっと上を目指して欲しいんだよ。俺は期待してんだよ。頑張れ!!」

叱られる側は決していい気分ではないと思いますが、叱るということは、その方の力を認めているからこそ、この方はもっと上を目指せると思うからこそ叱るわけです。

今の自分が精一杯できる努力を続けて行って欲しいと思います。共に頑張ろう!! それでは、また。


この記事をシェアする